※当会の会報である『日記ろまん』第72号(2019年8月29日発行)より、島利栄子代表による「日記の館1号館だより」(第4回)を転載いたします。
令和に改元、大型連休のまっただ中の二〇一九年五月五日、第四回「日記の館」を開催した。昨年五月に開館し今回で四回目である。継続は力だと言い聞かせるが、千葉から通っての企画は本当に苦しい。物珍しさも薄れ遠方から人をお連れするのはなお難しい。地元の人も固定化してきた。そんな中、中学校の同級生の応援は心強い。漬物をどっさり持参してくれる野村幸子さん。駅からの送迎を引き受けてくれる山岸秀敏さん。感謝あるのみである。
今回は村からの講師として鬼熊一惠さんが「村の名士」。出版している人として私の名前も。恥ずかしき限り。 また前述の山岸さんは「筑北の苗字」 を講演。詳しく調査してあり興味深い。
日記の話は吉田得子日記。展示も用意した。多摩から西村栄雄さんがみえ講演した。長野市から鈴木恵梨佳さん。信大工学部図書室に務める才女で「十王図」について紹介。坂北にもあるよと話が進んだ。長野NHKの小田翔子さんもみえ若い女性同士話が弾んだ。 今回の目玉は松本から山崎静雄さんが写真日記を三十五冊のスクラップ帳にして持ち込んで寄贈してくれたこと。市民タイムス、MGPの記者さんが取材に見えた。東京から高橋洋子さん、 塚本信明ご夫妻が見えて地元の山菜なども楽しんで頂けた。