2019年6月1日(土)に、当会23周年のつどいを開催いたしました。会報である「日記ろまん」第72号から、島利栄子代表による挨拶文を以下に転載いたします。
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当会の活動も今年で二十三周年。皆で力を合わせてここまで継続出来たことをありがたく思います。
昨年一年間では、七月「吉田得子日記戦後編」を出版、後世に残る偉業だと誇りに思います。十月には吉見科研との協賛で東京でシンポジウム「日記から読み解く高度成長―ひとびとの意識と行動」を開催。多くの会員が研究の成果を発表。展示も行いました。若い会員への譲りが大きなテーマですが、様々な場面を捉え根気よく続けていきたいと考えています。
絵本「ハチドリの一滴」は森の大火事で多くの動物が逃げ出す中、小さなハチドリが水を一滴ずつ運ぶ南米の話です。会の活動は地味ですが、ハチドリのように今自分にできる努力を続けたと思います。
現存する資料を保存・活用する「記録」とその時の思い出である「記憶」の二本柱を大事に、歴史を見つめたいと考えます。今日は「聞かせて!あなたの戦中戦後」を企画し体験者から当時の思い出をたっぷりお聞きしたいと思います。十二月十八日には「聞かせて」の続編を企画しています。大勢の参加を期待します。