「日記の館1号館だより」をアップしました。

島利栄子代表より、「日記の館 1号館」(2018年5月5日開館)のセレモニーの様子を読物形式でまとめた文章を頂きました。「日記の館 1号館」だより①として皆さまにお届けいたします。

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「日記の館 1号館」だより① 島 利栄子

「日記の館 1号館」開館。平成30年5月5日
風薫るこの日、実家のハナレには、恩師、高校・中学時代の友人達、地元坂北の方、そして千葉や東京からも総勢35名が集まってくださった。16畳の和室には「水木十五堂賞受賞おめでとう」「島代表の小学校時代」の展示パネルがずらりと並ぶ。頂いた数個の花籠が華やかに雰囲気を盛り上げてくれる。


準備は今年に入ってから始めた。2月から3月。母屋の2階2室(警16畳)の壁塗り、畳替え。宿泊も可能の場所にしたいとの思いからである。3月には障子張り。案内ポストカード作り。来てほしい方に案内を発送する。4月には看板作り、長机7個、椅子24個を注文した。4月29日に館長・島秀光氏と二人で展示品など車に積み込んで千葉から坂北入り。掃除、会場作り、宿泊する方への寝具準備、買い物など奔走した。そしてようやくこの日が来たのだ!

前夜は嬉しくてよく眠れなかった。前日から坂北入りした目黒一家の励ましで何とか緊張が解けてきた。入り口に、のぼり旗「いらっしゃいませ!」を掲げ、受付を下の物置前に設置する。昼頃になると、懐かしい顔が集まってくる。つどつど「日記の館 1号館」という看板前で記念写真。この看板は事務局長の片岡良美さん書いてもらった。おおらかな温かい文字に気持ちが和らぐ。

そして13時、開館の時が来た。まず私から挨拶は「故郷・坂北に『日記の館1号館』を開設出来た。小さな一歩だが今日ここに念願が果たせてこんなうれしいことはない」と興奮を抑えきれない挨拶となってしまった。次いで館長・島秀光氏、副館長・隣家の山崎貞子氏の挨拶。山崎副館長の「ずっと前からこの日が来ることを感じていた」と言葉に「へー、そうなの、さすが」と感心する。(考えれば「女性の日記から学ぶ会」を創設した22年前から「『日記の館』を作りたい」と口走っていたのです)。

最初に筑北村前村長・飯森紀元氏の祝辞「村の為にありがたい。頑張ってほしい」と。ついで図書館長・山崎洋文氏の代読を頂く。村の方の応援は何よりうれしいこと!(これからもよろしくお願いします)。

続いて小学校時代の恩師・樋口今朝人先生の飄々とした祝辞「私が小学2年生の島さんに絵日記を書くよう宿題を出した。それが一生の宿題になってしまったね」に一同大笑い。お元気な88歳。岡谷から駆けつけてくださった。感謝でいっぱいだ。続いて何時も応援頂いている信濃毎日新聞前論説委員・三島利徳さんに祝辞を頂く。三島さんの実家も飯田市郊外の「日本のチベット」と言われる山村。毎月通って実家の畑に友人と共に植樹を続けているという。まさに同志を得た!という実感(これからもよろしくお願いします)。

ここで驚くべき飛入りあり。八千代市前市長の秋葉就一氏が駆けつけてくださったのだ。

彼は会員でもあり、いつも日記活動に応援をくださっている。群馬に用事があったついでに足を延ばしてくださった由。急きょご挨拶頂く(40代のイケメンの登場に会場どよめく、ちょっと鼻高々の私)。

ついで千葉から来た大応援団の紹介。市原市から目黒早苗さん一家、そして市原市会員の4名(これを目黒軍団と呼ぶ人あり、遠くから本当にご苦労様です)。目黒一家はもう5回も坂北にきて食事担当、家の修理などお手伝いをして下さっている(坂北大好き人間なのです)。

最後に若者代表として明治学院大学助教・田中祐介さん。「この『日記の館 1号館』は日記活動のシンボルとして存在価値がある。皆で盛り上げていきたい」と力強いメッセージ。若い人の参入があって活動は未来へとつながる。(ちなみに田中さんは早くも「とくら温泉」ファンに、今後もどんどん入っておくれよ)
ここで時間がかなりオーバーしていることを知り、私の講演「個人の記録を社会の遺産に」は短めに抑える。最後に坂北の日記3名分を紹介「この地は日記の館にふさわしい場所」と強調した。日記筆者の細田寸海子さんが見えていたのでお話をして頂きたかったけれど、時間がなくて残念(次の機会にぜひお願いしますね)。

ここで、中学同級生4名が登場。超特大の胡蝶蘭をお祝いにくださる。こんな大きな胡蝶蘭見たことない!(やはり持つべきは幼友達です)。

お待ちかね開会記念の「ライブペイント」。演ずるのは育ちゃん。東京で活躍するアーチストだ。音楽に合わせてパネルにアクリル絵の具で描いては消し、描き、消し、またまた描き、消しを繰り返す。皆が不安に思う頃「もう消しませんよ、ご安心ください」と笑わせ、完成となる。何と私が大好きなオレンジ色の暖かい色調の坂北風景を感じさせる一枚。一同大拍手である(ありがとう。大事にいたします)。続いて私の絵日記の朗読、育ちゃん長女・ノアちゃんだ。少し上がっていたけど可愛かった。手作りのブローチを沢山持参してくれて私も胸に飾っていた(小さいけれど才女だ、負けたね)。

いよいよ楽しみなおやつタイム、今日は手作りの桜もちと蕎麦とお漬物。開館を祝ってがんばってもらった。桜餅は目黒さん。蕎麦は副館長。漬物は同級生で漬物名人・野村幸子さんの手作りだ。さすがの味に皆さん美味しそうに食べ、楽しそうに交流も進んだ。気が付くと開会より早くも4時間も経って5時に近い。次回は8月17日の予定とお知らせして閉会となった。「ありがとうね、皆さんまた来てね」と手を握りお別れする(鬼の眼にも涙うっすら)。

翌朝、信濃毎日新聞をもって副館長の山崎さん登場。「記事が出てるよ!」。早くも昨日の記事が出たのだ。なんと幸先が良い「日記の館 1号館」のスタートであった。